ついにこの日がやってきてしまった。
WordPress 6.6.2からWordPress 6.7へバージョンアップ試みると「データベースの更新が必要です」の画面が表示された。
その後、無視して更新すると「エラー:WordPress 6.7にはMySQL5.5.5以上が必要です」という悲しいエラーが表示され、どうしようも無くなった。
サイトが死んでしまったのである。
さくらインターネットにはファイルマネージャーと呼ばれる機能がある。
特段説明は無いが、ファイルやフォルダ上で右クリックすると圧縮することができる。zip圧縮が標準だ。gzやtar.gzなんかも選べる。
この機能は非常に高速で、自分のPC上で圧縮するよりもかなり速い。
毎回バージョンアップするときはフォルダごと圧縮して、念のためバックアップを取っていた。
こんなこともあろうかと、バックアップの復元手順は確認済みだ。
元フォルダの名前を一時的に変えて、圧縮していたファイルを解凍するだけだ。こちらも非常に高速である。ちなみに初期インストールもFTPを使わず直接サーバー上で解凍した方が遙かに速い。SQLiteの良いところは、これでデーターベースも復元完了なところである。他に何もしなくて良い。
元に戻ったことを確認したら、念のため保管していた元フォルダを削除すればOKだ。
実際に停止してしまった時間は5分も無いだろう。
本題の対処方法は、先人の知恵がインターネット上に沢山ある。主に以下の2つが見つかる。
- version.phpの$required_mysql_version = ‘5.5.5’を’5.0’にしてしまう
- SQLiteのデータベースを直接変更してしまう
今回は後者を選択してみた。SQLiteのデータベースをしばらく最適化していなかったため、ゴミ掃除も兼ねてだ。
今回は、version.phpの$wp_db_versionの情報から、SQLiteのdb_versionを’58975’にするのが正しいようだ。
- 「データベースの更新が必要です」の画面までアップデートをする
- そのままの状態で、SQLiteのデータベースの変更を行う
- 「データベースの更新が必要です」から更新ボタンを押下する
- 「WordPress のデータベースはすでに最新です !」になることを確認する
2のSQLiteの更新SQLは、今回については以下の通り
UPDATE wp_options SET option_value = '58975' WHERE option_name = 'db_version';
たったこれだけである。問題なく6.7へバージョンアップされた。
動作確認した限り、全く問題ない。データーベースの最適化も含めて10分程度の作業だっただろうか
SQLiteの運用はとてもリーズナブルだが、毎回ドキドキさせられる。それがまたイイ!
コメント