Volfas Engelman

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近所のスーパーで見慣れないビールが山積みにされていた。最初は通り過ぎたのだが、ん?何だこれ?と手に取ってみたのがこのビールである。

ヴォルファス・エンゲルマン(Volfas Engelman)と読むらしい。原産国名を見ると「リトアニア」の記載があった。「リトアニア」のビールは一度も飲んだことが無く、248円と金額もかなり安い。ビール好きとしては飲まずにはいられなかった。
このビールは珍しくUKパイントの缶ビールだ。日本の500mlの缶サイズより長く568mlある。そのため少々ずっしりとした重みを感じた。この手のビールだと有名どころの「小西酒造」あたりが輸入しているのかと思ったら、グローバル・ビジョンという会社が輸入していた。ちなみに日本の法律でヤード・ポンド法での取引は禁止されてるため、ちゃんとメートル法での容量記載が付記してある。

早速購入して冷蔵庫に入れたわけだが、初めてのビールはその日のうちには飲まない。1日程度缶の中を落ち着かせてから頂くのだ。そして缶のままは飲まない。必ず空気に触れるようグラスに移してから頂く。すると本来のビールのうまみが引き立つ。
冷蔵庫の中に入れると、缶ビールの蓋がひときわ目立つ。なんだか高級なビールに思えてきた。

こんな感じで、アルミで蓋がしてあるのだ。とても衛生的で良い。
それぞれのファーストコンタクトの記録である。

RINKTINIS
口に入れた瞬間感じるのは酸味である。日本のビールには無いテイストだ。
しかしながら嫌な感じは全くしない。むしろ真夏ならば飲みやすいのではないだろうか。
ヱビスビールが一番近いイメージを持った。
原材料は大麦麦芽とホップだけである。コーンスターチとか入っておらず、ドイツビール的な感じだ。日本だとプレミアムビールのカテゴリに入るだろう。アルコール(ABV)は5.2%と日本の一般的なビールと同じか、やや強い感じだろうか?
そして苦味についてはすっきりした印象。喉越しも良い。ピルスナータイプのビールである。
SRM 5前後、IBU20前後といった感じを受けた。酔っぱらってしまえば、日本のビールとあまり変わらない感じ。

BALTA PINTA
ヴァイツェンと記載があるが、小麦の香りがやや弱い印象。フルーティーさはとても感じる。泡立ちがよく、こちらもやや酸味が強い。
へ―フェヴァイツェンなので日本だと「銀河高原ビール」あたりが基準になりそうだが、全く違う印象。
原材料は小麦麦芽、大麦麦芽、酵母、ホップである。こちらも余計なものは入っておらずドイツビールっぽい。酵母を濾していないため、淡く濁っているのが特徴。
アルコール(ABV)は5%で普通だ。SRM 4前後、IBU12前後といった感じをうけた。
苦味が少ないので、ビールが苦手な人も飲みやすいだろう。

ちょっと独特な味のビールだが、とても飲みやすいビールだ。
味も良い上に価格も安い。次に見つけたら是非ストックしておきたい。

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