Hoegaarden Apple vs Newton 青リンゴ対決

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ベルギービールで有名な、ヒューガルデンから2024年10月28日(月)に「ヒューガルデン・グリーンアップル」が数量・期間限定で発売された。
ヒューガルデンはホワイトが有名で小麦を使ったビールだ。コリアンダーシードやオレンジピール等も入っており、日本のビールとは全然違う。初めて飲むと「これがビール?」と驚く人も多い。ビール嫌いな方でもこれなら飲める!という方もいるくらいだ。どちらかというと若い人向けで、年配世代には物足りないビールであろう。

このヒューガルデンは、日本では2023年8月に韓国での製造へ切り替わった。正直本場のベルギー産とは微妙に味が違う。確かにヒューガルデンなんだけどなんだか味が安っぽい感じがするのである。もう一度味比べをしてみたいのだが、ベルギー産の入手は難しい状況だ。
そのため「ヒューガルデン・グリーンアップル」も韓国産である。

対して「ニュートン」もベルギー産のビールでリンゴ味のフルーツビールとして有名だ。一般的なスーパー等では見かけないが、それほど入手が難しいビールでもない。こちらも小麦を使ったビールで、味比べとしては丁度良い選択だろう。
2つともビールを名乗っているが、酒税法的には「発泡酒」である。

まず「ヒューガルデン・グリーンアップル」とのファーストコンタクトだ。「ヒューガルデン」には瓶でも缶でもマニュアルがついており、そのまま飲むよりはマニュアル通りにグラスに注いで飲んだ方が美味しい。
ちなみに他の缶ビール等でも、空気に触れさせた方が味がまろやかになる。

グラスに注がれたビールはやや白く濁り、泡は実にクリーミー。ホワイトと色はあまり変わらない。青リンゴの香りがほのかに漂うところが、あきらかにホワイトとは違う感じだ。
一口飲んでみる。ほとんど「リンゴジュース」そのものだ。ビール感は完全に後ろに隠れている感じ。喉越しと余韻がホワイトビールを感じさせる程度で、酔ってしまえば全く分からないかも。ビールと言うよりカクテルに近く苦味はほとんど無い。「ヒューガルデンホワイト」をベースに、青りんご果汁を贅沢に加えたフルーツビールとのことだが偽りない感じだ。それでいてアルコールは4.5%と普通のビールと変わらない。ちなみにホワイトは5%だが、その分薄まっているという感じはしない。
フルーツビールが好きな方や新しいものが好きな方におすすめなビールである。

対して「ニュートン」だ。このビールは名前の通り、落ちてきたりんごで万有引力の法則を発見したニュートンからきている。ベタである。
こちらは瓶でしか見たことが無いが、ヒューガルデンと同じように注いだ方が良い。緑の瓶の下に白い沈殿物が見られるが、これも入れてしまった方が良いだろう。こちらも白ビールに青リンゴ果汁を加えて製造されているので製法はほぼ同じである。こちらも注ぐと白濁しており泡もクリーミーである。「ヒューガルデン・グリーンアップル」とそう変わらない。
さて味の方だが、あぁこちらもやっぱり「リンゴジュース」である。目隠しされたら分からないかもしれないが、こちらの方がビールを感じる。アルコール度数は3.5%とやや低くとても飲みやすい感じだ。「ヒューガルデン・グリーンアップル」はph調整剤や甘味料としてステビアが入っているが、こちらは果糖ブドウ糖液なので味や香りが自然な感じがする。

お値段的には「ヒューガルデン・グリーンアップル」が300円に対して「ニュートン」が620円くらいである。
個人的には昔からある「ニュートン」の方が好きだが、お値段を見ると「ヒューガルデン・グリーンアップル」である。この味比べは今しかできないので、見かけたらチャレンジしてみて貰いたい。

この2つのビールを飲んで思い出したカクテルがある。ビッグアップルだ。これともついでに味比べである。
通常はアップルジュースとウオッカを3:1で割ったものが基本レシピである。
いつもはグレイグースで作ることが多いのだが、ここは韓国産「スミノフ」を使うことにする。
そのまま飲んだが、アルコール感が強すぎる。5:1で割ってみたところ丁度良い感じ。
おいしいが単に「リンゴジュース」割だった。味に奥行きが無い。やっぱりりんごのビールはビールだった。

ついでに「アップルワイン」も試してみた。1:1の水割りでる。
うん、これは明らかに絶対違う。アップルワインのアップルジュース割りも試したが、全く意味が無かった。

と、りんごで色々試したが結局ベロベロになった。
尚、用意した全てのつまみはリンゴとは合わなかった。つまみの方が難しい。

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