ウイスキー樽の中の手紙

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彼は手紙の終りにある住所と名前を見ながら、茶碗に注いであった酒をぐっと一息に呻った。
「へべれけに酔っ払いてえなあ。そうして何もかも打ち壊して見てえなあ」と怒鳴った。

そのときに見た手紙が以下である。

マイウイスキー案内

今から約10年前、2014年7月24日以下のようなメールが届いていた。

お客様

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素はニッカウヰスキー商品に格別のご愛顧を賜わり厚く御礼申し上げます。

この度は「余市マイウイスキーづくり(9月14日~15日実施分)」に参加お申し込みいただき、誠にありがとうございました。

先日の「余市マイウイスキーづくり」抽選の結果、「繰上当選候補者」としてご登録させていただいておりましたが、この度、ご当選者の中から参加ご辞退の方が出た結果、「余市マイウイスキーづくり」へのご参加のお願いを申し上げます。

実施日: 2014年9月14日(日)~15日(月)

つきましては、ご参加可否の確認をさせていただきたく、下記URL(PC専用)でアクセスいただき、ページ内の説明に沿ってお手続きをお願いいたします。期限内に手続きをいただけません場合には自動的に「参加ご辞退」とさせていただきます。

このメールはなぜかGmailでspam扱いになっていて、奇跡的に発見して夜中にギリギリで申し込んだ思い出がある。気がついたときは狂喜乱舞した物だ。

「余市マイウイスキーづくり」は酒好きには少々有名で当時でも中々当たらず、抽選倍率は30倍を超えると言われていた。
ちょうどNHKのまっさんが始まった頃で、ここから一般の方にもウイスキーが知れ渡り人気になったのはご存じの通り。
この後は抽選倍率もうなぎ登りで、しかもコロナで募集が中止になったので今となってはかなりのプラチナチケットだ!

毎年シークレット開催(と言っても公然の秘密)していた懇親会が今年から復活となった!
とても運が良い。
未定が気になるけど、なんとか無事に開催してほしいものだ。

今年の年末は、へべれけに酔っ払って暴れるつもり。

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