2013年に終売になった白州10年だ。既に白州はノンエイジでも入手困難で値上がりが激しい。当時からちょっとお高めのウイスキーのカテゴリーだったが、高級という程ではなかった。この白州は今では当時の10倍以上である数万円の値が付いている。
写真の白州は通常とは違う350mlのボトルで主にスーパーなどで販売されていた物だ。700mlになってしまうと4000円くらいになってしまい、なかなか売れないことから半分のサイズにしたものである。お値段も半分の2000円位で販売されていた。それでも埃をかぶっていたものだけど。。。
ウイスキーも開栓してしまうと徐々に香りと味が劣化してしまうことから、個人的にはこのハーフボトルを良く買っていた。映えとしてはフルサイズだが、実用的には場所も取らずハーフボトルが上だ。
写真はラベルの上部が少々白く剥げているが理由がある。当時ノンエイジ化に伴いラベルの変更があった。
近所のスーパーでは古いラベルのものは処分品として扱われ、30%引きの特売品としてワゴンに無造作に置かれていた。正直10年の方が上なのだが。そのときに貼ってあったシールの名残である。残りが3本だったが、もちろん全て購入した。
既に2本飲んでしまいもう無いのが残念だが、当時はそんな扱いのウイスキーだった。
隣にあるグラスは、白州蒸留所の見学に行くと記念に貰えるものだった。10年以上前は見学に行ったら結構適当な感じで配っていた。2個くらいなら怒られずに頂けたと思う。お土産にちょうど良かった。段々と厳しくなって今では貰うことができないらしい。
こちらもレアものとなってしまい、結構な値段で転売されている。実際の使用感だが、このグラスは大変丈夫で使いやすい。グラスに印字されている文字も消えそうな感じは無く、結構お金がかかっているような感じだ。
今、このグラスで10年物の白州を飲めるのは、かなり贅沢なのかもしれない。
このウイスキーは、本格的なウイスキーを楽しむための入門用のものである。そのため味もそれなりだ。値段にしては十分美味しいが、ストレートやロックよりもハイボールの方が美味しいと思う。そのようにできていると言った方が正解かもしれない。
白州蒸留所にハイボールの作り方セミナーに行ったが、その通りに作ったら味が違った。大変美味しい。ちょっとした驚きだった。
白州蒸留所のおすすめの作り方
- グラスに氷を上部までいっぱいに入れる
- バースプーンやマドラーなどでグラスを冷やすようにステアする
- 溶けた氷の水を捨てる
- 空いたスペースに、さらに氷を足す
- 白州10年を45ml入れる
- 11回転半ステアする。これより多くても少なくてもダメとのことだ
- 炭酸水を上まで入れる。好みによるが若干濃いめの方が美味しい
- ウイスキーが軽く混ざるよう、ゆっくり縦に1回転半ステアする
氷をふんだんに使うのがポイントだ。「森香るハイボール」として居酒屋にあったりするが、全然味が違うのである。
他のウイスキーハイボールでも基本は同じだ。
一手間かけるだけで味が全然違うので、是非楽しんでもらいたい。
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