来年で30周年を迎えるビアパブだが、小樽に行ったら必ず行くところだ。5年ぶりの訪問である。小樽の町は完全に観光スポットと化していた。町中に日本人がいない。お店の人くらいであるが、それもでも半分くらいは外国人の方が対応している。英語、中国語、韓国語なら問題が無いだろう。その分観光地価格になっており、自分がかなり貧乏になった感がある。
目的地の小樽倉庫No.1も小樽運河沿いにあるため海外の観光客だらけだが、お店の中は日本人の方が多かった。窓際の席に座ったのだが、日本で海外の雰囲気を味わうには良いかも知れない。
小樽ビールはメニュー表を見れば一目瞭然のドイツビール系である。最近はやりのIPAとかは無い。人によっては高い割においしくないという方もいるが、日本のビールとはちょっと似て非なるところがあるので仕方がないだろう。濾過の仕方も少々手間がかかっており濾過装置を使わずに自然沈殿させたものが提供されているので、若干残る雑味が苦手な方もいるのかもしれない。そこが良いんだけど。自分としては比較的安価で良心的な価格だと思っている。
今回の旅行は一日中食べまくりの予定だ。少なめにピルスナー、ヴァイス、ドゥンケルの3つを頂いた。どれも大変美味しい。フレッシュな味わいはここでしか味わえないだろう。
ちなみに軽くなので1.5L位だ。雪道なのでほろ酔い程度で帰らなければならない。もちろんセルフで提供されているチェイサーも忘れない。
ここでの楽しみは工場見学だ。お店の中央にある仕込み釜は現役で稼働しているし、席から見える内部の仕込場の釜も仕込みの最中である。
中央の写真は入口側からの写真はよく見かけるので、裏側から撮ってみた。
よく見ないと気がつかないが1Fには展示物がある。珍しいボトルやジョッキなどがあるので初めて行ったときは見て損は無い。
2Fはビールの歴史などがわかる展示物があるのだが、150年前のラガータンクを見るのを楽しみにしていた。
確かにあったはずなのに、何処にも無い!
仕方なくお店の方に尋ねると、持ち主に返却したとことだった。
こんなものを楽しみにしているのは自分くらいのものだが、もう見ることもできないかと思うと非常に残念であった。
新しくビールの造り方コーナーがあったのだが、この瓶とケースには見覚えがある。
ラガータンクの左脇に置いてあった物だ。どうやらこれは別の持ち主らしい。
滞在時間は2時間くらいだったろうか。お土産のビールを調達して、吹雪の中ホテルに戻ったのだった。
コメント